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建物完成までのプロセス

まず、どんな家に住みたいかお客様のご要望を聞きます。

相談の際、絵やイメージ写真などお持ちいただくと参考になります。

お客様のライフスタイルを、わりと細かくお聞きすることになるかと思ますが、今までの生活観を心機一転リフレッシュしたいという方は理想の生活のようなものをお話いただければ結構です。

それから、大体のご予算も参考になる程度にお聞きします。この予算だからこれしかできない、ではなく、そのなかでどれだけいい建物ができるかを、常日頃考えていますのでご安心してください。

2. 予備調査

敷地・周辺環境を調査し、敷地条件や建築法規などをチェックします。

敷地の気候風土・日照条件などの自然環境や周辺の建物、道路などを(簡単にですが)調査します。
下のスケッチはその一例です。

スケッチ

これは、プランを考えていく上で大切な要素となります。
また、用途地域など、国で定められた建築制限などの建築法規と照らし合わせてその敷地に建てられる内容、手続きに必要な書類などをチェックします。

3. 資金計画

ご予算の要望、支払計画などを打ち合わせます。

希望のご予算により、建物の規模などを検討します。
支払いの時期や方法などをご説明し、話し合います。
ここでは概略の予算検討をし、その範囲内で良いプランを計画できるよう努力いたします。

この段階で具体的な費用の提示はできませんが、
かかる費用の内訳がお客様に分かりやすいオープンシステムを取り入れております。
何だかよく分からないものにお金を支払うというようなことは一切ありません。

4. 基本計画

概略の平面図・立面図・スケッチ・模型などを作成します。

お客様の要望と周辺環境、私共の専門家としてのアドバイスをふまえて、住まいのコンセプトを練ります。イメージを目で確認できるものにしながら、基本となるプランについておおまかに話し合います。より快適な生活スタイルを一緒に考えていきましょう。

概略平面図
概略平面図
 
模型
模型
 
内観スケッチ
内観スケッチ

5. 設計契約

基本計画を了承していただいた後、お客様と設計契約を致します。

基本計画が気に入っていただけたら、(有)櫟建築設計所との正式な設計契約※をしていただきます。契約の内容は国土交通省の告示等法律に基づき、お客様に分かりやすく説明いたします。設計監理報酬は(設計料)建設省告示(昭和54年建設省告示第1206号及び建設省住指発第148号建設省住宅局長通達)によって算定の目安が決められています。建築の種別・工事費の額から、設計・監理に必要な日数を表にしたもので、その日数×人件費+技術料や経費=設計監理料となります。その額は、設計事務所によって多少違ってきます。

※設計委託契約
建物の設計を建築士に依頼するために結ぶ契約で、委託する仕事の中に設計と施工監理を含む場合と、設計契約、監理契約を別々に結ぶ場合とがある。設計料は契約時、設計完了時、竣工時など、数回に分けて支払う。金額は施工監理を含めて工事費の10~20%が一般的。施工監理を別の相手に依頼する場合は、設計料の30%程度が目安となる。ハウスメーカーなどに施工と併せて依頼する場合は、設計の契約は省略(注)されることが多い。
(注)設計料は全体の金額に含まれていることが多い

(有)櫟建築設計所の場合  1.設計料 工事費の %

6. 基本設計

基本計画を基に、概算工事費を算出できる図面を作成します。

具体的なプランを話し合い、図面やパース・模型で確認していただき、細かな内容を決定していきます。

7. 実施設計

建物の細部が表現された図面を作成し、細かな部分のデザインを説明していきます。

具体的なプランを話し合い、図面やパース・模型で確認していただき、細かな内容を決定していきます。

8. 工事発注

事種別ごとに、専門工事会社・住設メーカーなどに見積(入札)依頼をします。

各業者から出された見積書が適正な価格かをチェックし、その内容を、お客様へ詳しく報告・説明いたします。

工事契約は各業者とお客様との間で直接結んでいただきます。私たち設計事務所は、不正な契約が結ばれることの無いよう、お客様をサポートいたします。

9. 監理

設計図(デザイン)どおりに工事が進められているか現場を監理します。

工事中の現場を定期的に監視し、デザインは勿論のこと、構造や材料をチェックし、図面や見積書どおりに施工されているかなど、欠陥工事の防止に努めます。

また、工事監理報告書を作成し、お客様へ監理の内容を報告いたします。

10. 竣工

完了検査の実施やメンテナンス指導を行います。

建物が完成すると、行政や検査機関が行う完了検査という検査を受けます。これには建物を建てるときに必要な許可(建築確認申請)と同様に多少の手数料が掛かります。設計図どおり安全な建物が建てられたか、法規の違反はないか等を設計事務所とは別の第3者が入って審査するという訳です。不備が認められた部分は施工し直します。

全てのチェックが終わるとようやくお客様への引渡しです。その際、建物・住宅設備機器の使い方やメンテナンス方法などの説明・指導を行います。

もちろん、住み始めは色々と使い慣れないことで細かな疑問がたくさん出てくるかと思います。そのような時は気軽に連絡いただければアフターケアも丁寧に対応いたします。